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冠も、本体もコードバン。見えない所まで工芸品。
この美しさをランドセルの皇帝と称した人がいます。皮革のダイヤと称される最高の天然素材[コードバン]と、匠の技を持つ職人との幸福な出会いから生まれました。コードバンは馬一頭からランドセルの冠なら二枚分しかつくれません。軽い、硬い、丈夫、そして緻密な素材は、限られた職人にしか扱うことを許しません。
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見えない箇所にもこだわるからこそ、美しいランドセルになる。
たとえば「ベルト穴」。ここが素材の地のままになっているランドセルも多いようです。しかし当工房の職人は違います。竹ぐしを、ひと穴ずつに通して、色づけを施しています。他がやらない手間ひまこそ、自分たちがやろう。美しさのために「こうでなければならない」という誇りです。
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ファーストクラスの革。
北欧の限られた地域でのみ育成される馬(ヒップの部分)の革だけ、コードバンを名乗ることができます。これを素材とした「ものづくり」は、難しいとされ、手間と技術が必要なことから稀少性と共に価値を高めています。繊維の断面がかなり緻密なため、独特の優しい手触り、美しい風合い、耐久性は群を抜いています。
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肩の動きにフィットするスライド金具
肩ベルトが左右に別々に動き、肩の動きにフィットするスライド金具を採用。実際よりも軽く感じられ、ひとりでも背負いやすいのが特徴。はばたく®肩ベルトは、後ろに行きがちなランドセルの重心を、身体の中心に近づけることで姿勢よく背負うための工夫です。
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高級鞄の証、丈夫で教材にもやさしい「牛革の内装」
天然素材は湿気を調節できるため、中に入れた教材を保護する作用があります。一般的なランドセルが合成皮革で仕上げることが多い中、黒川鞄ランドセルは手間と技術を惜しまず内装まで本革仕上げです。
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肌にやさしい「牛革の背中クッション&肩ベルト裏」
直接肌にふれるところは、安心・安全な天然素材の特殊形状クッションを採用。成長期には吸湿・放湿機能がある上質な天然素材がベスト。肌にやさしい本牛革にこだわりました。
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本体左右に「Dカンとナスカン」
バランスよく配置された左右のDカンとナスカン。上品なつや消し仕上げが美しい、細部までノーブルな仕上がりです。
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肩ベルト左右にDカン
通常一つしか装備されていないDカンを両側それぞれの肩ベルトに設けました。防犯対策のベルや笛も利き腕にあわせて装着できる他、低学年のうちは自分専用の目印をつけておくなど、目立つ場所なだけに工夫次第でさまざまな使い方ができます。
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軽量マグネットロック式錠前
フタ金具は近づけると自然にくっつく磁力でサポート。力の弱い低学年の子どもたちでも、ラクにきちんと閉められるよう、扱いやすさにこだわりました。お辞儀をしても教科書が飛び出す心配はもうありません。